対象者
GAME-Fは、主として子ども・思春期のゲーム行動をめぐる気づきと対話を支える枠組みです。本人を一方的に評価せず、本人の感じ方と周囲の観察を持ち寄り、生活全体を理解するために用います。
子ども・若者と保護者の方へ
「時間を守れない」「やめると怒る」「朝起きられない」などの変化が気になるときに、責めるためではなく、何が起きているかを一緒に考える手がかりとして活用します。ゲームは楽しみ、友人関係、達成感、ストレス対処の場でもあります。まず本人の体験を聞き、睡眠・食事・学校生活・家族関係への影響を確認してください。
教育・福祉関係者の方へ
遅刻、欠席、居眠り、課題の未提出、対人関係の変化などがみられるとき、ゲーム時間だけを問題にせず、行動傾向と機能障害を整理する共通言語としての活用を想定しています。学校での正式利用、集団実施、記録保存を行う場合は、所属機関の方針、本人・保護者への説明、個人情報保護に従ってください。
医療・研究関係者の方へ
問診の導入、生活機能の把握、多職種間の情報共有、予防教育、研究仮説の整理などを想定しています。ただし、現段階では信頼性・妥当性・カットオフ値が確立していません。臨床判断、診断、治療方針の決定に単独で用いないでください。
*研究利用、翻訳、改変、二次配布については事前にお問い合わせください。
利用時に守っていただきたいこと
点数だけで本人を「依存」と決めつけない
罰、端末没収、学校処分の直接的な根拠にしない
本人の発達段階、家庭状況、心身の状態、学校・友人関係を含めて考える
F(機能障害)が続く、または安全が損なわれている場合は、専門機関への相談を検討する
想定する流れ
気づく → 本人の話を聞く → GAMEとFを整理する → 小さな支援を決める → 経過を見直す